2009年8月29日土曜日

3月のライオンをまとめ買いしてしまった。

というかかなりおもしろいな。絵柄が微妙に受け付けず、前作クリとリスは読んで
ない。
ふと仕事で外にでる際、電車の暇つぶし用にヤングアニマルを買って、いつも観る漫画も制覇してしまったがまだ終点までは時間があるし、グラマーなおねえちゃんもいないし、おもしろい顔したやつも、おもしろい会話をしてるやつもいないのでなんとなく読んでしまったらやたらおもしろかった。

ハチワンとも違うし(というかあれと違くない将棋漫画はやばいか)勝負師の抱える(対局中でもその外でも)心理描写とか
すごくよくできていておもしろい。まぁかなり暗い話なのだけど絵柄と細かいほんわか(フカフカといったほうがいいのか)ギャグであんまり暗くならずに読めるのもバランスとしていいのかも。

少女ファイトとかもこういう描写がすごく描かれてていいのだけど、
こう勝負師の心理描写みたいのがうまく書ける人が女性漫画家ばかりなのは
どうなのという気がする。世のスポーツ漫画みたいのはろくなのがない。
だいたい高校生の半人前みたいなのばかりだし。(少年漫画だとしょうがないか)

漫画読んで考えさせられる俺も頭悪いのだろうが、この漫画でわりと悪役ぽい一面で
書かれている、後藤という棋士と主人公の義理の姉(内弟子扱いの家の姉だから義理なのかどうかもわからんか) のキャラがちょっと考えさせられた

後藤というのは

  • タイトル戦に出るぐらい強い
  • 重厚な棋風
  • かなりの男前
  • 妻子持ち
  • 不倫しまくり
  • しかもその義理の姉もいただいている。
  • そうとう人でなし(まぁ天然で不思議系なやつとはまた違う)

というキャラ付けがされている。よくあるスポーツ漫画だと

まぁ性格的にきちんとしてないと(まじめだったり、ひたむきだったり)
成長して強くなれんみたいなものがよくあるわけ。(一時期は強いがのびなやんだり崩壊したりする?)

実際はそんなことは関係ないわで、
その性格(そとから見えない内なるなのかもしれんが)が競技に反映されていれば
たいてい強かったりする。そういう当たり前なんだけどのことが気になってしまった。
まぁでもこの性格で重厚な棋風はないだろうという気はしないでもないw(将棋ではそういうのがあるのか)

そういえば、この後藤という人の性格付けをみて

友人が某旧帝大の数理研にいるときの指導教官を思い出した。

  • まぁ某帝大の数理研の教授になるぐらいなので数学者としてすばらしい能力(分野も代数幾何だし)
  • かなりの男前
  • 妻子持ち
  • 不倫しまくり
  • そうとう人でなし(まぁ天然で不思議系なやつとはまた違う)

院生の教育はほとんどせず、お前はクズなので修士もやらんみたいなことを平然といい、
ならば他の指導教官のところにいきたいといっても拒否。
みたいなことがあったようだ。

それによって、その院生が逆ギレして不倫現場写真を激写してそれでその指導教官を
半分脅して、

おれを指導しろ(論文もちゃんと観ろ)
or
他の研究室に行かせろ
or
die(まぁ某帝大の数学の教授が不倫しまくりで人でなしはなかなかnews としてショッキングでマスゴミは好物なのではないかと個人的に思う)

てことになったらしい。その後他の研究室にいったようだその院生は。その友人も愛もなく罵倒されつづけて少しだけ心を病んで、一年多く修士をやっていた。(その後数学の道はやめてしまった)

ていう事件を思い出した。

こういう現実の事象を思い出してしまう漫画にすこぶる弱いなおれは。
もうじじいということか。それにしてもまだ3巻しかでてないのに
おもしろいことに気がついたのは痛いせめて10巻ぐらいまででてから一気読みが
よかった。しかしこれくらい心理描写がおもしろいサッカー漫画とかでんかね...


しかし将棋って厳しいよな

奨励会経由しないとほぼプロになれないわけだし、(まぁなんか騒ぎがあって特例みたいなシステムがやっとできたらしいけど ) 年齢制限があるわけだし(
まぁプロになれそうもないのにその後将棋やらされて人生崩壊とか避けるシステムなんだろうけど)。このあたりの敗者復活がないのは日本の文化のいやな面な気がすごくするな。段位をあげるのに特定数にさえ勝てばいい(勝率を保持して)みたいのは端的ですごくいいのだが(うちの空手もそうだ。というかうちの空手のそのあたりのシステムは将棋からそのままもってきててる気がする)やはり敗者復活がないのがあれだ。





2009年8月4日火曜日

メノルカ島でバカンサ

ちょっとセレブぽく、Bareales諸島のMenorca島へバカンサをしてきた。
7/21-7/29な感じで一週間強。これでおれの夏休みは終わりというかんじで。

あのへんだと、夜怪しげに遊びまくるのであれなIbiza島、定番な
のはドイツ人がやたらくるMallorca島なのだけど。嫁といっしょにIbiza いってもしょうがないしドイツ人がMallorca島でやらかす悪行三昧を考えると気分も悪いので、Menorca島へ。

ホテル到着。


Hotel del Almirante
安くてmahon からそれなりの距離でしかもプールついているということで予約一泊50euro ぐらいなのでかなりお得だった。しかしもともとUKにゆかりのある地で、UKからの観光客も多く(宿泊客はほとんどUKからだったようだ)ホテルのレストラン、朝食はかなりUKクオリティでせつなかった。


それでも安いし風景はいいし。フロントのおっちゃんも愛想よかった。


あと嫁の目的だった猫も半野良をたくさんホテルにいてなかなか満足のよう。

初日から俺の腹の上で寝るというなかなか豪快なクロネコ

上の牙が全部折れていたが狩りはできるようで毎日のように
どや顔でねずみをつれてきていた。

ホテルのプール。

というかほとんどの時間プールサイドにいた(買い物と飯以外)


mahonの街中


フロントのおっちゃんが7/24-7/26まで近くのEs Castell でフィエスタをやっている
ぜひ見にいくといいってことなのでいってみた。

街の広場みたいなところでは、ガキ向けに仮設遊園地風に
大事なフィエスタは昼間らしく(無敵艦隊敗退祭りの風の)
昼間に当時の兵隊に扮して馬と一緒に行脚してたあげく街中が馬糞くさかった。
馬糞も当然ころがりまくり。


港のほうまででて飯。さすがに立地がよすぎるレストラン
のようで値も張ったけど一度ぐらいはいいだろうということで。店の兄ちゃんと話したら
日本の雑誌にのったんだぜ!このまえ送られてきたよ!とFigaro を出していた。

あとは毎日

テニス->朝食->プール->mahonへ->昼食->プール->mahonへ->夕食->プール

をひたすら繰り返していた。

せっかくなのでなんかみんとあかんだろうってことで
mahon の港を一周するツアーに15euro ぐらいかな。



まぁ場所を間違えると(立地が港に面してて風景がいい)ようなレストランとかにいくと
ばかたかいがまぁ街中のBARだとそれなりのところがあるので
そういうところにいっておけば安いホテルもあるしわりといいかなぁ> menorca

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