2012年11月7日水曜日

Intensity Extreme をbuy now

道場での日々の稽古の撮影としていままではQcam Orbit を使ってきました。
しかしUSB 接続故にframe rate が出ません。空手の撮影では画質よりもframe rate です。

USB 以外だとiMac だとthunderbolt になります。Intensity Extreme というthunderbolt
接続のHDMI キャプチャ装置を買いました。






買ったはいいが今度は困りました。
XactiとかそこらにコンデジとかみんなHDMI 端子ついてるからキャプチャできるだろ
と思っていたら。実はカメラの映像をリアルタイムに出力できません。

それはどうやらHDMIスルーアウトとか呼称してるようです。

てことでHDMIスルーアウトできるカメラも購入です。

Sony HDR-CX270V  とかいうのを購入しました。




ソニーのハンディカムはだいたいがHDMIスルーアウトできるようです。

まず困ったのはthunderbolt はセンシティブすぎてつながってるのかわかりませんでした。
繋いだらあんまり動かなさいという用途で使うものですようね。バンバン抜き差しは危ない感じです。

目的は

  • 道場のust の中継
  • 中継しながらの録画


案の定Intensity Extreme は一個アプリが開いちゃうと他のアプリは動画を取れません。
てことで

Intensity Extreme ----> Camtwist ---> 録画アプリ
                                         +----> Ustream Producer

て感じなのをとりあえずやりました。

まず困ったのはそもそもIntensity Extreme で取り込むのが大変....

解像度、フレームレートがばしっと設定されないと取り込めません。HDMI とやりとりして
勝手にやってくれるなんて素敵機能はいっさいありません。

とりあえず60fps で取り込むのが目的なので カメラ側で出力、720p 60fps で設定。
そしてCamtwist でも同様に 720p 60fps で取り込んだら






Preview でみれん。59.94 なら取り込めるようです。



そもそも60fps と 59.94 を分けてる機器なんてあんのか?と思いつつ。

次にCamtwist で 720p かつ60fps で出力できるようにしないといけません。

Preferences-> General
  fps と Video Size をぽちっと変更。



これあってないとうまく出力できませんめんどくさすぎます。

次にUstream Producerです。

ソース設定でCamtwist の解像度をあわせないといけません。



720pなので 1280x720 です。

で最後に録画です。ここも苦労しました。

まず、仮想カメラがアプリ側は32bitアプリでしか見えない。そして、そのへんに転がってるアプリは
fps を勝手に落としやがります。

てことで適当に自分で書きました。ruby-cocoa でいまどきは macruby とかのほうがいいんでしょうが、32bit 有効にしてbuild してぶっこむのが面倒なのでAPI リファレンスみながら適当に超適当です。

% cat cap_video.rb
require "osx/cocoa"
['AppKit','QTKit','QuartzCore','CoreVideo'].each{|name|
  OSX.require_framework name
}
require "fileutils"

include OSX
class AppDel < NSObject

  def captureOutput_didFinishRecordingToOutputFileAtURL_forConnections_dueToError(out,url,conn,err)
    p "call?"
    p out.recordedFileSize
    p :conn
    p conn
    p QTStringFromTime(out.recordedDuration)
    p err.localizedDescription
  end
end

class CapVideo
  def get_input_device_by_name(name)
    device = (QTCaptureDevice.inputDevicesWithMediaType QTMediaTypeVideo)
    device.to_a.each{|x| 
      if x.localizedDisplayName.to_s =~/#{name}/
        return x 
      end
    } 
  end

   def capture(path)
  
    device = get_input_device_by_name("CamTwist")
    input = QTCaptureDeviceInput.alloc.initWithDevice(device)

    output = QTCaptureMovieFileOutput.alloc.init
    url = OSX::NSURL.fileURLWithPath_ path
    p url.path
  
    FileUtils.rm(url.path.to_s) if File.exists?(url.path.to_s)

    session  =  QTCaptureSession.alloc.init
    @session = session
 
    session.addInput_error(input, nil)
    session.addOutput_error(output,nil)

   @out = output
   @session.startRunning
    output.recordToOutputFileURL(url)

   begin 
      NSRunLoop.currentRunLoop.run
    rescue SignalException=>e
      p e
      output.recordToOutputFileURL(nil)
    end
    stop
        sleep 0.1
    p "aaa?"
    @session.release
    output.release
    input.release

  end

  def stop
    @session.removeOutput(@out) 
    @session.stopRunning

  end

Thread.abort_on_exception = true
a = CapVideo.new
a.capture(ARGV[0].chomp)

% arch -i386 /usr/bin/ruby cap_video2.rb ~/Movies/cap_video-test.mov 


ポイントは QTCapture するには NSRunLoop.currentRunLoop.run とかいうのを
走らせて上げないとcapture できません。ここではまりました。


AVFoundation のほうがNSRunLoop.currentRunLoop.run なんてものもいらないし
細かく設定できていいんですが、32bit 版では使えません。

32bit 版では出てるAPI が64bit版では出てないみたいで、それで仮想カメラデバイスが作れないようです。
まぁそのあたりが解決するとこんなうっとおしいのも解決されそうです。




intesity 側で入力/出力を変換してくれるとかもあるようです。まぁあまり使わないのでけど。



とりあえずこんなかんじで。





2012年8月23日木曜日

オリンピック雑観 その1

オリンピックが終わって少したちました。

オリンピック期間中はあまりリアルタイムでは見れていません。それほど競技の金銀銅とかには興味がないのもあります。

いまは撮りためたビデオ等から興味深い動きをしている選手を色々見てみます。

興味深い動きをした選手を少しまとめたいと思います。

女子200m アリソンフェリックス


まずはこの4つの写真を並べます。




特徴的なのが脇の下の動きです。ウサイン・ボルトがトカゲ走りと言われ、他の100m の選手と少し異なる動きをしています。

彼の一番の特徴は脇の下と骨盤脇の部分の差が大きいということです。肩甲骨と骨盤の
連動がより効いている(股関節の伸展が大きい)ということです。多くの陸上の選手は
背骨を安定させて走ろうとしすぎて。この差が小さいです。(いままでの理論では多くは
そうでした)

以前のエントリでも書きましたがこの脇と骨盤の位置の差が骨盤の分離運動と言われるものです。

ジャマイカの選手に比べて右足が伸びきった際により脇が前に伸びている。
脇をひいた状態の場合もより大きく引かれています。これがストライドの差として現れます。

ウサイン・ボルト

ウサイン・ボルトですが、オリンピック開始前はさらに世界記録を更新して伝説になる!
と必死にアピールしてました。様々なTV番組でも言われいたようにスタートに課題があります。スタートに無駄があります。

ここでは映像は出しませんが、TV番組の映像で見る限りスタートの改善は間違った方向にいってました。他の100m選手のスタートの仕方を行うとしてそれがうまくできないという状態でした。それが彼の走り方とはマッチしてないためそれがスタート後の走りに影響がでてしまい、色々今回はきついのじゃないか?(私もきついと思っていました)。

しかし、彼がすごい選手なのは予選でそれまでのスタートがうまくいってないのを捨ててしまって以前の形に戻していました。(でもそれでは世界記録の更新はできない)それによって
きちっと金メダルを取ったあたりは流石です。

男子槍投げ




槍投げのメカニクスは私が行なっている空手に非常に近いため、常に興味を持ってみています。槍投げの競技事態はヤン・ゼレズニーが超絶すぎて、それ以降の世代はそのメカニクスに比べるとレベルが明らかに落ちています。それを再確認する感じになりました。ヤン・ゼレズニーはなぜあんな投擲ができたのかという分析が出来てないのだと思われます。

今回の槍投げで面白かった点は、金メダルの選手だけ少し特殊で他の選手は身体の使い方が異なっているという点でした。

まずはヤン・ゼレズニーのフォームから






これと金メダルのウォルコット選手の写真です。





下半身はまずまずです。これは今回の他の選手とは違う点でした。それでも上半身に問題があります。ゼレズニーのように身体が前につっこんでいきません。これは左足に主な原因があります。膝がもっと外を向き前足の外側にひっぱらないと骨盤が前にでません。それと身体が横倒しになっています。ゼレズニーほど身体が前に倒れていません。横に崩れ
手投げのような状態です。

しかし、他の選手はもっとよろしくない状態です。
現役でもっとも実績があるトルキルドセン選手を見ます。







足が外を向いてしまい、力が骨盤の中心をつかえてないため身体が崩れています。
骨盤を大回りしてつかっています。ほとんどの槍投げの選手はこういう状態です。

フェリックス選手のところで骨盤と脇の下の差のはなしをしましたが投擲でもこれが大事です。それが非常に小さい選手が多いです。ゼレズニーは骨盤に対してかなり脇が前までまっすぐいっています。他の選手はゼレズニーに比べ投擲直後が膝が前にきてしまっています。これは後股関節の伸展の力が活用できていません。

左足の使い方は非常に難しいですし、槍投げは走ってきて投げるのでさらに難解になっている部分でもあります。


続きます。

2012年7月27日金曜日

マイ道場オープン

ついにマイ道場をオープンしてしまった。

無門会空手 武蔵新城道場です。

全身を使った動作を理論だって身につけたい!
姿勢を整えることでいろいろなスポーツに活用したい。

なんて人を募集中です。
道場は狭いので若干名になります。

いろんなスポーツを研究して、自分の身体で実験したことを人に伝えられたら
とおもいます。
  • 道場にカメラを設置して常時撮影
  • 毎月会員の習熟度レポート作成することで進歩をわかりやすく
なんてことを考えています。ちなみに仕事場兼道場です。

いちよ道場用blog もつくってみた

2012年5月24日木曜日

アロルディス チャップマンの秘訣

昨年、非公式ながら170km を投げたとMLBでアロルディスチャップマンが話題になりました。

彼のその球速のメカニクスについて考察します。
以前ディスカバリーチャンネルでも少しやってました。


この動画です。ここでは、

ストライドの長さ
股関節と肩関節を結ぶラインの角度差(捻転差)を上げていました。

では、

  • それがなぜいいのでしょう?
  • なぜそれができるのでしょう?

というのはこういう番組のお約束でいってません。
わかってないのでしょう。でいくつかチャップマンについての考察を観ても
みな分からない。身体能力?みたいな形で終わっています。

よくスポーツではタメとかひねり戻しという言葉をよく使います。

骨盤のラインより両肩のラインを後に回すことです。
よく後に回しなさいといいます。ですのでみな横方向しか考えません。
筋肉とか構造的にロボット的に腰と肩が分離していれば、それでいいと思われます。

しかし人間の身体はそんなに簡単ではありません。

また肩を意図的に後にひねろうと意識すると、それによって余計な筋肉に力が入り
それがブレーキとなってその開放時にスムーズではなくなります。

股関節と肩のラインの角度差を生む理由とは?


球速を出すことで大事なのは腕に速度を出すことです。そして
それは肩がどれだけ早く前にいくか、さらに追求すると肩甲骨がどれだけ早く前にいくか
ということになります。

肩を前に進める筋肉ができるだけ引き伸ばされて、それが一気に縮むことが必要になります。
それは他のエントリ(宮里藍の進化に学ぶ  股関節をつかいきろう )でも述べてきました。

SSC(short strech circle) と呼ばれるものです。筋肉が急激に引き伸ばされると反射により
通常よりも強いトルクで収縮します。

これを肩甲骨を前に動かす際に出すのです。

身体を前面側に縮める筋肉で発揮します。

股関節を急激に回旋させて筋肉を引き伸ばしその収縮でエネルギー出す
というのが角度差が重要な理由です。

しかし角度差があればいいわけではなくて急激に角度差を出さないといけません。

無駄な力がはいっているとこの急激に角度差を出すことが問題になります。

骨盤を急激な速度で動かすことが必要になります。

これは骨盤の回旋角度だけではなく、前への移動の速度も大事になります。それを一気にやる
ということです。この速度がほぼ球速への相関として出ます。ピッチャーや投擲競技やテニス、ゴルフ等ではコントロールも大事になりますが、コントロールに関してはその後の身体の使い方になります。(骨盤の移動の速度が早ければはやいほど、コントロールをよくするための前足の使い方が非常に難しくなっていきます。それはここではふれません)

以前、身体の新しく革命的な使い方という記事で股関節の回旋と伸展の分離という話を書きました。主にこの話になります。そしてこの動きを加速させる、もう一つの大事な要素について述べます。それは前足の使い方なのです。骨盤は当然つながっています。ですので後ろ足側だけではなくて前足側をうまく使わないといけません。

多くのピッチャーやいろいろな競技選手はそこが抜け落ちています。

股関節の伸展と回旋の前足が着地するまでがキモになります。
ここではダルビッシュ選手と比較します。

前足が降りてきて加速し始め-> 着地まで になります。




この部分でも、30fps の動画で
チャップマンは 8コマ
ダルビッシュは10コマかかっています。

最初の地点でよりチャップマンは踵が打者側に向いておりつま先と膝がバックスクリーン方向にむいてます。より前足の回転が素早く行われています。これと股関節の伸展と回旋の分離を使い加速しています。ダルビッシュの場合は前足はほぼ降ろしてきて着地するという感じです。

また、ダルビッシュ投手は鳩尾あたりの移動がこの行程では少ないです。
最後にリリース時の写真なのですが。ダルビッシュ投手はより着地後に鳩尾が動いています。
それに比べチャップマンは全移動距離のほとんどを追え、肩甲骨を前に動かす筋肉もこの時点で完全にストレッチされています。ダルビッシュはまだ縦にストレッチされていません。)

着地後チャプマンは3コマ
ダルビッシュは5コマかかっています。




そしてダルビッシュはこの5コマのほうがより鳩尾が大きく動いています。

これを行うには、踵からつま先膝を回しながら膝を前に走らせるような動きが大事になります。
















2012年4月5日木曜日

エルゴノミクスチェアの危険性と動的安定性 その2

理想の開発環境でクルーズ&アトラスに座って腰痛になってしまえばいい…エルゴ ノミクスチェアの危険性と動的安定性 って記事を書きました。
2ch からのリファラらしきものがあるのでちょっと見たらいくつか意見がでてるようです。
まぁコメントもろくにもらえない悲しいblog なのでちょっとここで返事を書きましす。

644 :名無しさん@3周年:2012/03/25(日) 18:12:06.10
>>642
理屈をこね回してクルーズ&アトラスを叩いてるだけのブログじゃねーか……。

そう言われるとそうなのかもしれませんが、叩いているのはエルゴノミスクスチェア全般です。特に日本で作られたものが危険だと考えてます。


648 :名無しさん@3周年:2012/03/25(日) 19:21:42.88
>>642
>>645
誤:前傾や直立だから体幹が鍛えられバランスのいい座り方ができる
正:体幹がしっかりしているから前傾や直立でバランスの取れた姿勢で座れる
そのブログ、因果関係が逆だよ。


体幹の筋肉に刺激がはいる姿勢でいる限り(いい姿勢)、鍛えられ続け
るということです。ふだん立っていたり動いたりする状態がすでに筋肉を使用して
鍛えられているという観点が抜けています。だいたいの人は偏りでその際に使えてない筋肉があるのでバランスよく座るのを意識しましょう。ということです。
それを私がきちんと明示して書いてないのが問題かも。


650 :名無しさん@3周年:2012/03/25(日) 19:40:06.14
正直、よく分からん論理。
「強制的」とか「可動性がない」とか、何の話。 
これは説明がしきれないです。難しい。腰痛のコルセットの話でも書きましたが
コルセットでいい姿勢をつくっても、それはその姿勢をつくる筋肉は使用せず
コルセットが支えているだけなのです。筋肉は使わなければ衰えますから。
強制的ではなくて固定されるという表現のほうがよかったのかも。
可動性はバランスボールのトレーニングがわかりやすいです。バランスボールに乗ると
身体ゆれるのでそれを支えるために筋力がつきます。そういった効果はあります。
そこまでゆれを大きくしなくても可動性がないと刺激がはいる箇所が偏り、コリにつながります。なのである程度ゆれる、動かせるようにすることが大事です。


653 :名無しさん@3周年:2012/03/25(日) 20:46:50.87
椅子に座ってばかりいないで少しは運動しろってことだ。
座って身体鍛えたければバランスボールでも使ってろ。 

バランスボールだと姿勢のキープが難しすぎるのです。人間は生活するだけで自然に鍛えています。運動する時間よりそういった時間のほうが長いのです。その時間を上手く使わないと
身体を壊す可能性が高いということです。

ちなみに今はアーロンも少し問題があると今は思ってます。アーロンの背もたれをほとんど使わない状態で座ってます。たまあに背もたれを使う程度です。

あと個人のblog なんて妄想の産物だから信じたらダメという方がいましたね。

内容を吟味せずに断定的に判断するのは多数の情報を取捨選択するには手軽な手法です。
でも、あまりそのあたりには転がってないけど貴重な情報を流してしまう機会でもあります。

ちなみにこのエルゴノミスクスチェアの件はオリンピック選手を見ているスポーツドクター
の意見も伺ってから書いています。

これでフィルタされることが減りますかね。

2012年3月25日日曜日

宮里藍のスイングの進化に学ぶ。

宮里藍がLPGAツアーで結果を出し始めている。テレビなどでもお涙頂戴番組をやってるようです。

革命的で新しい股関節の使い方 ラファエルナダルとロリー・マキロイというエントリで
腰(尻)の回転(股関節の回旋)と股関節の伸展を分離して使うという話でロリー・マキロイについて触れました。他のスポーツと違いゴルフは下へむかって周り上にうつので特殊なのですが
インパクト直前にはその動きがありました。

他の海外の男子選手でもすこしそういう動きの選手はいるのですが、日本人でいるのかなと探したところ面白いことに気がつきました。

宮里藍がうまく使えているということです。
ゴルフダイジェストオンラインのプロ選手のスイングを集めたページをみていて気が付きました。基本的にこの動きができる選手は映像でみる限りほぼ出来上がっている状態です。
しかし宮里藍は2005からスイングの変化がわかります。そこをどう変化したのかというのを考えるとどうやってフォームを意識して変えていけばいいのかというヒントがあるような気がしました。

また、おもしろいことに宮里藍の兄弟はみなこの動きがあるということです。これは偶発的にもこれを導き出すことが行われたか、兄弟で参考にしていくうちに(見ていくうちに)伝播していったと考えられます。どちらにしろ現在の日本人では男子女子合わせてこういう動きがあるのは宮里三兄妹だけとなります。

最初に股関節の伸展をうまく使う効果というのをまとめ直します。




ここによく現れています。
腰の回転(股関節の回旋)を我慢することで膝の位置はかわらずに腰が上にひきあがっています。これによる効果は


  • 回旋せずに腰だけが引き上がることで臀部の中心やハムストリングスが良く使える。
  • 胸骨(鳩尾の上の出っ張った骨)が前に出る。ことで肩甲骨が内転し肩甲骨がより使える。
  • 腰と胸骨が前にでるためそれで腹斜筋(脇のお腹の腹筋)が引き伸ばされその伸張反射が強く使える。

ということです。後股関節が回旋して先にすすむと膝が前に回旋し、臀筋がゆるみ、臀筋とハムストリングスが使い切れません。また腹部の伸び、肩甲骨が使い切れません。

宮里藍の何が成長し変化したかに話を進めます、特に変化が顕著なのが2007->2009 の変化になります。該当箇所の写真を貼り付けます。


最初



まずここで顕著なのが後股関節のタメが大きくなっていることです。
これはなぜ起きているかというと2007年のものはつま先に対してすこし膝が内側を向いているのです。たぶん股関節が内旋側が強いと思われます。それにくらべ2009はすこし外側を向いてます。これで少し外旋側にうごいています。それでタメが強くなっています。また2007では
内旋したまま外側にひねろうとしており。それで足首だけ外側に崩れています。


2番目




右足は最初と同じ流れできています。よって下のほうが外側をむいています。


ここでも最初と同じ傾向がありますが、ここで顕著になるのが左足です。
左足の足首をみると2007では少し内側に倒れています。それが2009では足首が
外側に踵の方向にひっぱるような動きがでています。これは外旋が使えている証拠になります。

三番目


ここで伸展がはじまるのですが、注目すべきは
踵が2007 のものがより回転してしまっているということです。
2009 ではそれが我慢できています。


4番目


それがこれでそれがより顕著になります。
2007 では踵と膝がより回転してしまいっているのと、2009 ではそれがおさえられ
骨盤の前側より前にでて張っています。これはより以前より股関節の伸展の効果が高くなっていると考えられます。また左足も内旋がのこってすこしつまりがあったのが
しっかり外旋が使え前足に乗っています。膝がよりつま先の小指方向にはいっています。
そしてお尻が2007よりも使い切れています。


女子でこれだけのスイングができる選手がいるのに男子にはほとんど皆無なのが悲しい
限りです。

より改善をまとめると

スタートの状態で内旋をもうすこし外旋側に変わってきている。
両足首がきちんと回外することで腰がより前に引き上げられていること。になります。

彼女はこれが自然に変わったのか、なにか内外旋のバランスを変えるトレーニングをうまくやったのか、何か意識があったのか?というのは非常に興味があります。

私自身が同様の内旋があり、どのように変えていくかという面では参考になります。
スポーツをする際に力が踵と親指だけで使う癖がある人は歩行の段階から外旋を意識すると
変わっていきます。そのいい例ではないかとおもいます。

また腰を回転するという段階で、両腰骨と胸骨のつくる三角形を前に引き出すような
動きを最初にいれるとより他のスポーツでも効果があります。(テニス、野球等)




2012年2月5日日曜日

BodyHacks in G+

google+ page にbodyhacks な小さいネタを
書き始めた。

bodyhacks

にちょろちょろ

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